スポンサーリンク

2018年6月27日水曜日

ダブル焙煎でイタリアンローストに挑む

先週発生した大阪府北部地震から10日目。



過去の大きな地震に比べると規模は大したことはなかったようですが、
我が家でも本棚が倒れたり食器が割れたりとそれなりの被害があったもので、
焙煎するのは見送っていたのですが、ようやく今日から再開します!
(片付けもせなあかんけどw


室温:32℃ 湿度:72%

暑い・・・ぼちぼちクーラーつけることも考えないとな😂



250gスタートでハンドピック後236g。

前回の焙煎は、

・トータル29分とかなりかかってしまった
・2ハゼの煙があがらなかった

正直なところ含水量くらいしか原因かよく分からんかったので、
今回は基本に忠実に火に水平に振り続けることを意識してイタリアンローストを目指したいと思う。




火力はコンロのメモリ「7」
1ハゼ 09:26(ラップ1)
煙   10:41(ラップ2)
2ハゼ 13:03(ラップ3)
完了  14:33


不思議な現象がおきた。
これまでの経験上、2ハゼが始まったのとほぼ同時もしくは少し後くらいから煙があがるものだったが、2ハゼがはじまる2分以上前に煙があがったのだ。


原因は↑の豆を見てのとおり焼きムラが多かったということ。
2ハゼは始まってる豆もあったが量が少なくて音が聞こえなかったとうことだと思われる。

しかし、目指していたイタリアンローストには程遠くフルシティくらいの仕上がり。
一旦冷ましたあとに焦げた豆を取り除いて、
ダブル焙煎を行った。


火力はコンロのメモリ「7」
2ハゼ 04:11(ラップ1)
火止め 08:02(ラップ2)
完了  09:32


一旦冷めたとはいえ、
2度めの焙煎なので1ハゼはなく、
4分強で煙とともに2ハゼが始まった。

実はイタリアンローストにはこれまでしたことがなく、
どの程度焼き続ければいいのか手探りな状況。
焼きすぎてすべて焦がしてしまっては台無しだが、
焙煎中は網の外からしか見えないため状況がわかりにくい。。。

自分の勘をたよりに8分ほどで火を止めて完全に煙がでなくなかったことを確認してからドライヤーで冷風を当てる。

これまで嗅いだことのないヒノキ風呂のような匂いにもにた香りが漂う。



仕上がりはフレンチローストといいったところ😆
結構引っ張ったと思っていたが、イタリアンローストにはまだ一歩足りず。

しかし、よく焼いた時に見られる焦げの欠片がいつもの倍以上出ていたので、
さらに5分くらい粘ればイタリアンローストにも届いたのかもしれない。


最終的に188g。
焦げが出た分結構減ってしまったなぁ。
かるく焦げた豆はまだ残ってるが、味見しながらハンドピックして調整しようと思う。
今後こそイタリアンローストを目指して夏に向けてすっきり美味しいアイスコーヒーにでもしたいもんです😁

今回使用したコーヒー器具

by カエレバ
by カエレバ

2018年6月24日日曜日

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【お手入れ・メンテナンス・洗い方編】

美味しいエスプレッソを淹れるにはマキネッタを正しく使うのはもちろんなのですが、
普段のお手入れが重要な役割を担っています。



今回はマキネッタ使用後の洗い方について、
正しいメンテナンスの方法をご説明します。

①本体が冷めるまで待つ



マキネッタは直火式エスプレッソメーカーですので、
当然ですが淹れた直後はかなりの高温でとてもじゃないですが素手で触れるような状態ではありませんので、本体が冷めるまで待ちます。

②分解し洗う(タンク、フィルターバスケット編)

まずは上部(サーバー)とタンクを分解します。


フィルターバスケットに詰まったコーヒー豆を捨てます。


コーヒー豆を捨てたら、水道水で水洗いします。
この時決して洗剤は使わないこと。
水洗いだけにすることでコーヒーの香りや油分が内部に残ります。

するとアルミ特有の金属臭を消すことができ、香り高いエスプレッソを淹れられるようになります。


タンクの中も同様に水洗いします。
ちなみに、抽出直後のタンク内には一定量の水が残っています。
これは空焚きを防止することでマキネッタ本体が傷まないようにするための仕様です。

③分解し洗う(上部、フィルタープレート、パッキン編)




サーバーを水洗いします。
この時、指でもある程度は洗えますが、(かく言う私も長い間指だけで洗っていました)使用済の柔らかい歯ブラシがあると便利です。
サーバーの内部は注ぎ口等をふくめ指が入りにくい箇所もありますので、
歯ブラシを使って優しく洗います。


続いて、パッキンとフィルタープレートを外します。


パッキンの隙間にスプーンの柄を入れると外しやすいです。


パッキンは手で水洗いし、フィルタープレートは目詰まりすると抽出に影響が出ますので、歯ブラシで丁寧に磨きます。
なお、パッキンは消耗品で通常1~2年もすると固くなってきて交換時期をむかえます。抽出時に蒸気が漏れるようになったら交換することをおすすめします。

④乾かす


すべて洗い終わったら、内部の水分を取るため乾かします。
とはいえ、わざわざ拭くのは手間がかかりますので、
個人的には水切りカゴに一晩置いて、水気が残っていれば置き方を変えてもう一日程度置くという方法を取っています。大抵はこれで中の水気はなくなっている印象です。

水分が残ったままにしておくとどうなるのかというと、
アルミと水が酸化反応して器具の内面に白いブツブツができることがあります。
ちなみに、ビアレッティ社の説明書によると人体には無害とのことです。

白いブツブツができてしまった場合は中性洗剤とスポンジを使って可能な範囲で取り除いてください。しかし、せっかくなじんだ香りや油分も無くなりかねないので、普段から水分を残さないようにすることが大事です。

まとめ
マキネッタは、コーヒーの香りや油分が内部になじむことで、
日に日に味わい深いエスプレッソが抽出できる器具です。

正しい方法でメンテナンスすることで、
道具を長持ちさせるだけでなく、エスプレッソの味にまで影響が出るんですね。

これは余談ですが、イタリアでは一家に一台マキネッタがあると言われていて、
親の使い込んだマキネッタを嫁入り道具に持たせるほど生活に溶け込んだ一品だそうです。

小洒落た道具に思われがちですが(少なくと以前の自分はそのフシが😅)、
見た目の劣化もふくめて自分仕様に育てていくこともマキネッタの楽しみの一つといえますね。

関連記事:

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【使い方・作り方編】

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【各パーツの紹介編】

2018年6月17日日曜日

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【使い方・作り方編】

さて、前回は各パーツの役割をご紹介しましたので、
今回はマキネッタの使い方とともに、実際にカフェオレを作ってみたいと思います。



bialetti(ビアレッティ) のモカエキスプレス4cup用。
4cup用といっても一般的なマグカップで4杯分作れるわけではありません。
エスプレッソカップでの4杯ですので、
マグカップだと2杯分くらいに相当します。

①豆を用意

今回使用する豆はコロンビアスプレモのフレンチロースト
(好みにもよりますが、フルシティ~イタリアンローストあたりがおすすめ)

まずは、冷蔵庫から出した豆をメジャーカップですりきり2杯(20g)分用意して、
ミルの中に入れます。(お湯が沸くまでの間に常温に戻していきます。ここではまだ挽きません)


②牛乳を温める

続いて、牛乳を260mlレンジで温めます。
このあたりはマグカップの大きさにもよりますので微調整が必要です。

③お湯をタンクに注ぐ

沸かしたお湯をタンクに注ぎます。
安全弁の真下あたりを目安に入れます。
水を入れるのでは無く、沸騰したお湯を入れるのがポイント。
お湯をセッティングすることで火にかけた時に瞬時にエキスを抽出することができます。

※同時にマグカップにもお湯を注ぎ温めておきましょう。

④挽いた豆をフィルターバスケットに詰める


先程お湯を入れたタンクの上にフィルターバスケットをセット。
(※お湯を入れているのでタンクはかなり高温になっているため注意が必要です)


ミルで常温まで戻した豆を「細挽き」に挽いてきます。
エスプレッソマシンの場合は「極細挽き」にしますが、
マキネッタの場合は目詰まりや抽出に時間がかかる等の理由から
「細挽き」を推奨します。


スプーン等を使ってフィルターバスケットに豆を詰め、
表面を平らにしていきます。

この時、タンクの縁に豆が残っている場合は必ず取り除いてください。
タンクの縁は上部との連結部分になるため、
豆が残っていると隙間ができて圧力が逃げてしまい、
蒸気やお湯が漏れる危険がありますのでご注意ください。

⑤マキネッタを火にかける





五徳のサイズにもよりますが、
マキネッタが安定しない場合は火にかけても問題のない網を設置します。
(※ちなみに私の使っている網はダイソーで100円のもの)


火の大きさはタンク底面の直径くらいに調整します。

⑥火を止めてサーバーに注ぐ

注ぎ口から湯気が出てきてコポコポと鳴り始めるので、
ある程度抽出が終わったら火を止めます。


※この動画は35秒あたりでしゅーっと鳴ったところで終わりますが、
 この後安全弁が作動してピューッと高音が鳴り圧力を逃してくれました。

火を止めてからもマキネッタ内には圧力がかかったままなので、
数分間は抽出が続きます。


その間にマグカップのお湯を捨て、先程温めておいた牛乳を注ぎます。
サーバーに牛乳の膜が残ることがあるので、やかんに残ったお湯できれいに洗い流しておきます。



湯気が出なくなったのを確認して容器に注ぎます。
(※注ぐ時にフタの隙間から蒸気が漏れて手に直撃することがあるので、
  鍋つかみをすることをおすすめ)


⑦完成



牛乳の上からエスプレッソを注いだら完成。
お好みにあわせて撹拌してください。

まとめ

正しい手順で淹れると美味しいエスプレッソを抽出できます。
マキネッタを使うだけで、
カフェオレやカフェラテ等のアレンジコーヒーを簡単に作ることができるので、
ハンドドリップと併用するとレシピの数も増え、
自宅でのコーヒーライフがぐっと広がりますよ。

次回は正しいお手入れ方法をご紹介します。

関連記事:

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【お手入れ・メンテナンス・洗い方編】

ビアレッティのマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)モカエクスプレスを徹底解剖!【各パーツの紹介編】

2018年6月11日月曜日

4ヶ月ぶりにガテマラSHBを焙煎してみた。

これまではいろんな豆を試してみたかったので違う豆を買ってきたが、
ガテマラSHBに関しては味が気に入ったため、2度目の購入。

とはいえ、どんな味だったかは既に覚えていないがw


ブログは今日書いてますが、
週中でストックが無くなることを恐れて、
昨日の内に2度の焙煎をしていました。スケジュール管理得意でないのバレるやつ😎


ハンドピックをしていて、これが普通なんかもしらんけど、コロンビアに比べ欠点豆の多さに手を取られる。当たり前のことやけど、粒のサイズもコロンビアと異なり小ぶりな印象。それをはりきって250gも準備したもんだから時間のかかること😱


16gの欠点豆が出た。
ハンドピックでこの感じを味わうのは久しぶりだが、
ここまで時間がかかると正直なかなか面倒くさい😂



火力はコンロのメモリ「7」
1ハゼ 18:07(ラップ1)
2ハゼ 25:14(ラップ2)
完了  29:01

今回は1ハゼまでに少し時間がかかった。
風はさほどなかったので、時間のかかった原因は含水量の問題か?

また、個人的に2ハゼの目安は「音」と「煙」の両方で判断してるが、
今回一向に煙があがらなかったのが少し気になった。

できるだけ引っ張ってみたが、これ以上焼くと焦がす恐れがあったので、
4分手前で切り上げる。(普段は2ハゼ開始から2分も経てば長い方なので、これでもかなり長く振り続けたことになる)


仕上がりはシティローストくらいの中深煎り。


最終的に194gで完成。
今回はやや色むらが出てしまったので、
次回はまんべんなく火が当たるように振り方と火との距離を近付けることを意識してやっていきたい。

今回使用したコーヒー器具

by カエレバ
by カエレバ

2018年6月10日日曜日

豆の量が少ないとコーヒーの焙煎時間に影響があるのか?

今日も今日とて、焙煎をする。
なぜなら豆のストックが無くなったから。
ストックを切らさなようコンスタントに焙煎してきたが(時には買ってw)、
朝食の1杯を入れて完全にストックが無くなってしまった💀

ということで、
今日はコロンビアスプレモのラスト150gを焙煎していきます。

前回の焙煎は結果オーライに美味しく仕上ったとは
いえ40分もかかってしまったため、その反省を活かします。



室温:30℃ 湿度:70%

ようやく梅雨らしくなってきて、
室温にもやっと変化が見られました。(壊れてなかったw)


火力はコンロのメモリ「7」
1ハゼ 08:11(ラップ1)
2ハゼ 16:55(ラップ2)
火止  18:34(ラップ3)
完了  19:15

コンロの火をやや邪魔する風向きだったが、
無風の時間が多かったので扇風機MAXで調整可能だった。

そのため、かなり順調に焙煎が進み、
20分かからずフレンチローストに仕上った。


完成形は117g。


そしてこれは経験上感じてることなのだが、
豆の量が少ないと焙煎機の中の温度が上がりにくいのではないか?
もしくは温度を保ちにくいか?
(前回の疑問点)

結論としてこの疑問、「豆の量」は150g程度ではなんら影響はない。
大事なのは、豆にどれだけ火をあてていられるか。
我が家では一番の天敵は風向きなので、
それさえクリアしていればコントロールするのは難しくない。


今回使用したコーヒー器具

by カエレバ
by カエレバ